スタッフブログ
2012年11月8日 木曜日
交感神経を刺激するマッサージ②
前回ブログの補足。
街中に「リンパ系スポーツマッサージ」を掲げた治療院があります。
こちらは運動後の緊張した筋肉をほぐして、リンパの流れに沿って筋肉内の疲労物質を速やかに除去していく手法です。
すなわち心身を落ち着かせる、リラックスさせるマッサージです。
自律神経で分類すると副交感神経を刺激するマッサージともいえます。
前回の交感神経を刺激するマッサージとは運動前に行うもので、体を目覚めさせる、元気にさせるマッサージのことをいいます。
さて、交感神経を刺激するにはマッサージだけでなく、部屋の明るさやトレーナーの声のトーン、
音楽なども有効です。
音楽で例えると・・・前回ソビエトのスポーツを取り上げましたが、私などの年代だとつい「ロッキー4」のドラゴを思い出します。(笑)
この映画で流れていた「ロッキーのテーマ」を聞くとなんとなく体を動かしたくなります。
(話が逸れてすみません。)
在宅マッサージの現場では、出来るだけ明るい部屋で元気に声かけを行いながらマッサージすることを心がけています。
高齢者の体を目覚めさせたいからです。
名古屋市天白区の訪問マッサージの事なら・・・やわら在宅マッサージ
2012年10月23日 火曜日
交感神経を刺激するマッサージ①
前回ブログの中で「交感神経を刺激するマッサージ」というのを取り上げました。
この件に関して、いくつかのご質問を頂きましたので答えさせて頂きます。
「スポーツマッサージ」サルキゾフ・セラジーニ著 という書籍に数年前出会いました。
ソビエトのスポーツマッサージの原典と呼ばれ1980年に発刊されました。(業界でも超マイナーな本です・・・。)
当時のソビエトはアメリカとの冷戦中にあり、軍備拡張、宇宙開発と並んで国威発揚としてスポーツの分野にも力を入れていました。
当時最新の運動科学やトレーニング理論、栄養学、スポーツ心理学を駆使してオリンピックなどでスポーツ大国としての
地位を東欧諸国とともに築き上げていました。(ドーピングなどの薬物はかなり問題となりましたが。)
そんな中、選手の肉体に施すマッサージをパフォーマンス向上のために応用させるべく国家をあげて研究に取り組みました。
極限まで鍛え上げた肉体と精神を本番の試合で最大限発揮させるためには、試合直前に肉体を急遽戦闘モードに切り替えなければなりません。
運動するための準備態勢に入るということです。
その戦闘モードに切り替えるスイッチの役割を担うのが自律神経になります。
自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があります。
我々がリラックスしている時や食事をしている時は副交感神経が優位に働いて休息モードとなります。腸管の動きが良くなり、心臓の拍動が遅くなります。
逆に活動している時や緊張している時には交感神経が優位になります。まわりの状況に応じて素早く反応して行動できるモードです。心臓の拍動が速くなる、瞳孔が大きなる、気管が拡がり呼吸運動が促進される。ここで言う戦闘モードにあたります。
運動の直前に行うスポーツマッサージは「軽く、速く、短時間」に行なうことにより交感神経を刺激します。
また筋肉を「揉む、押す」のではなく、「さする、軽く叩く、振るわせる」といった手技が中心になります。
マッサージというと筋肉をほぐしたり、神経や気持ちをリラックスさせるものという認識が一般的だと思います。
しかしこの書籍は、マッサージには筋肉を緊張させ、神経や感情を高ぶらせる側面もあることを私に教えてくれました。
日常生活の中で活動量が少なくなりがちな高齢者に対して、適度に交感神経を刺激するマッサージはとても有効ではないかと考えています。
名古屋市東部の訪問マッサージの事なら・・・やわら在宅マッサージ
2012年9月12日 水曜日
認知症の方へのマッサージ
こんにちは、やわら在宅マッサージの菅原です。
私たちはグループホームに入所されている方にも訪問マッサージを行っています。
グループホームとは、認知症のある高齢者が家庭的な雰囲気の中で少人数で共同生活を行う施設です。
・ 歩く機会が減ったために筋力が低下された方、
・ 脳血管性認知症により麻痺の症状のある方、
・ レビー小体型認知症のように体が硬くなる、
小またで歩くなどパーキンソン病に似た運動障害
が出ている方
・ 寝たきり状態により関節拘縮や筋萎縮がある方
などがマッサージの対象者になってきます。
治療内容は、運動機能が低下されている方に対して①マッサージにより筋肉への血流量を増やす。②交感神経を刺激するようなマッサージを行ない、運動機能を高めた上で筋力訓練、歩行練習等を行っています。
それにより臥位や座位が多い利用者の方に少しでも立位や歩行の機会を作っていければと思っています。
また寝たきり状態の方には、関節拘縮や筋萎縮を改善するようマッサージや関節可動域訓練等を行っています。
なお、マッサージにより認知機能が改善されることは医学的に証明されていません。
しかし皮膚に対してマッサージをすることによって大脳を刺激することが出来ます。
全身からの皮膚感覚(触覚、温覚など)の刺激が大脳の体性感覚領に到着して始めて「温かい手で触られている」と感じるからです。また発生学的にも皮膚と大脳は同じ「外胚葉」由来。
「皮膚と脳はつながっている」ことを意識しながらやさしくマッサージすることを心がけています。
マッサージ後に利用者の方の穏やかなお顔が見れることを期待して。
名古屋市天白区の訪問マッサージの事なら・・・やわら在宅マッサージ
2012年8月28日 火曜日
稲刈りに行ってきました。。
こんにちは。やわら在宅マッサージの菅原です。
先週の日曜日に三重県の祖父母宅に稲刈りの手伝いに行ってきました。
手伝い始めてから今年で4年目になります。
いつも美味しいお米を送ってくれているのと、祖父母も88歳と85歳なのでだんだん無理が出来なくなってきたために足を運ぶようになりました。(もう少し早く気付けば良かった・・・)
稲刈りと言ってもほとんどは機械が刈ってくれるのですが、田んぼの四隅だけは小回りが利かないため手作業で一本一本刈っていきます。去年は大雨の中の作業だっため大変でしたが、今年はお天気に恵まれました。
私の両親と弟も手伝いましたので、人手は十分。
朝8時から始まって夕方の5時まで大汗をかきながら作業しました。お昼と夕食に出されたビールは最高に美味しかったです。
帰り道は四日市の花火大会による大渋滞。。。
普段1時間のところ3時間かけて名古屋に帰りつきました・・。
名古屋市東部の訪問マッサージの事なら・・・やわら在宅マッサージ
2012年8月17日 金曜日
お盆休みに思った事。
名古屋市天白区を拠点に訪問療養マッサージを行っている菅原です。
今年はお盆休みを8月12~14日まで頂きました。
その内の一日は学生時代の友人3人と飲みにいきました。
一人は名古屋で税理士として働き、あとの二人は関東地方でサラリーマンをしています。
仕事の話を聞く中で、サラリーマンをしている一人が課長になったとの事。
私は「みんな仕事の成果を着実に積み上げて頑張っているなぁ」と感じました。
と同時に「そんな責任ある年齢になったのだな」とも。
気づいたら私達も40歳・・・。
社会人生活の折り返し地点とも言えますよね。
今まで社会の中で様々な失敗やご迷惑をおかけしながら色んな経験を積ませて頂きました。
温かく、時には厳しく指導して頂いた社会の方たちに少しでも恩返しが出来るよう、
これからは経験によって得た「何か」を発して社会に貢献していきたいと考えています。
なお、今回お盆休み3日間を頂いて、利用者の方々から、「そんなに短くて大丈夫?」と心配して頂きました。
理想は「3日間も休まれたら困る」と言って頂けるようなサービスを目指しています。
利用者の方々の生活に「なくてはならない存在」でありたいと思っています。
名古屋市東部の訪問マッサージの事なら・・・やわら在宅マッサージ